« 今さらながらの「クルートレイン宣言」 | メイン | 商標ゴロは商売になるのか? »

2005年06月02日

「ホリエモン」、「フルブラウザ」等々商標関係がばたばたしてますが

最近、商標関係のニュースが一般メディアにもいろいろ出てますね。

まず、「ホリエモン」ですが、ライブドアより先に福産起業という会社が、「被服、履物、おもちゃ、人形、遊戯用器具、菓子、パン」を指定商品にして今年の2月28日に出願、あわててライブドアが3月22日に出願(指定商品は多いので省略)、さらにエムエムスカイというところが3月24日に、イオンド大学日本校というところが3月29日に出願してます。
これは、おそらく、ライブドア以外の出願はすべて商標法4条1項第8号の規定「他人の~著名な~芸名~を含む商標(その他人の承諾を得ているものを除く)」に引っかかって登録されることはないでしょう。

NTTドコモの「フルブラウザ」の方はちょっと微妙ですが、個人的には3条1項1号「その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する商標のみからなる商標」にひっかかると思います(なお、ロゴに特徴があったりすれば「普通に用いられる方法」ではないので登録される可能性もありますが、今確認したらドコモの出願は普通の書体でした)。
ただ、審査官が「フルブラウザ」を携帯電話器の機能の普通名称であると認識しているかどうかはわかりません。
万一、登録されてしまったとしても、同業他社が、出願時点では既に「フルブラウザ」は業界において普通名詞として使用されていたと、雑誌記事やパンフレット等の証拠を示して異議申し立てすれば、取り消しになるのではと思います。

#しかし、i-Modeにこだわってフルブラウザの展開が他社に遅れたドコモが先に商標出願をしてしまうというのもちょっと皮肉な状況ですね。

投稿者 kurikiyo : 2005年06月02日 10:17

コメント

まぁ、「ホリエモン」がライブドアに行くのは間違いないのでしょうが、仮に堀江社長がライブドアという会社から出て行ってしまったらどうなるのか、後発的無効理由、というやつになるんでしょう。
それよりも、「ホリエモン」がライブドアの登録商標になった場合、またぞろ、「ホリエモンという言葉を雑誌等で使えなくなる」などという珍説が流れるのでしょうねぇ^^;

投稿者 無名人 : 2005年06月02日 12:33

4条1項8号は、後発無効の対象外なので、もしホリエモンがライブドアやめても、商標権上は何も主張できないです。
あと、商標の事件が出ると必ず話題に上る珍説ですが、たぶん、「商標」という言葉の法律上の定義に由来していると思います。法律上、商標というのは「商売として製品やサービスと共に使う言葉や図形」というように定義されているわけです。なので、「『ホリエモン』が登録商標になると、他人は『ホリエモン』という商標を勝手に使えない」という言い回しは法律的にはあってます。ところが、一般の人は何となく「商標≒単なる言葉」と思ってる人が多いので、「『ホリエモン』という言葉を勝手に使えなくなるのか!」と勘違いしてしまうんではないでしょうか?

投稿者 栗原 潔 : 2005年06月02日 13:12

>後発的無効理由
うわっ、本当ですね><
知ったかぶりは止めることにします^^;

>珍説
マスコミもそういった正しい知識を流布して欲しいと思います。思い込みや勘違い記事を書き散らすのではなく。

投稿者 無名人 : 2005年06月02日 14:17

イオンド大学はがんばっていますね。
学歴商法が話題になると、かならず名前が出る組織です。

ご参考:http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/iond.html

> 一般の人は何となく「商標≒単なる言葉」と思ってる人が多いので、

先ほど母に、「もう、新聞の記事でホリエモンと使えなくなるの?」と聞かれたところです:-)

投稿者 nmaeda : 2005年06月02日 22:17

まあ、yomiuri.co.jpの記事(たぶん、本紙にも)
>登録後は、ライブドア以外はホリエモンの商標を無断で利用できなくなる
と書いてあるので、勘違いする人はしてしまうでしょうね。
イオンドについてはノーコメント ^_^;

投稿者 栗原 潔 : 2005年06月02日 22:39