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2005年04月12日
RFID Journal Live!というイベントに来ています
シカゴで開催されているRFID Journal Live!というイベントに来ています。
会社の経費で来てますので、ここであまり詳しいレポートは書けませんが全体的な印象だけ。
一言で言うと「日本が大根に無線タグとか言って浮かれている間に、米国では現実的なソリューションが着々と構築されつつあるなあ。」という印象です。
RFID(無線タグもICカードも含む)のイベントなので、一応、ICカード系の話もあるのですが、下の講演会場の写真(倉庫を模している)からもわかるように、EPC仕様の無線タグでサプライチェーン(というよりもロジスティクス)を改善しようというテーマが中心になっています。
併設の展示会の方もほとんどロジスティクス関連のみと言ってよい状況です。
もうひとつ興味深かったのが貴重講演がDoD(米国国防総省)の担当者によるものであったということ。
ちょっとおもしろかったところを意訳して抜粋します。
「われわれがやっていることとウォルマートがやっていることは大きく変わらない。どちらも、食品、衣類、武器などを必要なときに必要な場所に届けなければならない」(注: 米国のスーパーマーケットではライフルやピストルを売っているところがあります。新聞のチラシにライフル大セール等書いてあることも)。
「しかし、われわれのロジスティクスの要件は3つの点でウォルマートより厳しい。まず、店舗(に相当する部隊)が移動していくということ、次に、クリスマス(需要のピーク)がランダムに訪れるということ、最後に、品切れをおこすと人が死ぬということである。」(ちょっと笑えないジョーク)
いずれにせよ、ロジスティクスとは元々軍隊用語(兵站)ですから、DoDの人が話すのも当然といえば当然です。
ところで、日本の某教授が「EPCの無線タグは商品の盗難を防ぐことを主眼としており、日本の状況とは合致していない」という趣旨の発言をされたことを記憶していますが、それは全くの言いがかりであることをここで言っておきたいと思います。
ケーススタディにおいても多くの流通業者がサプライチェーンの改善(要するに在庫の削減と品切れの防止)を最大の効果(ないし目標)に挙げており、シュリンクの削減は挙げていたとしても副次的な効果としてでありました。
では、米国では無線タグは完全にメインストリームになったかというとそういうことでもなくて、参加者の70%以上がベンダーやコンサルティング系の人であったようです。
少なくとも過半数がユーザー企業という状況にならなければメインストリームとは言えないでしょう。
来年あたりにはそうなるのでしょうか?
日本は電波法の関係でUHF帯タグが利用できなかったという特殊事情はあるにせよ、無線タグ技術のシリアスな使い方を真剣かつ迅速に検討しなければならないと国際競争力的にかなりまずい状況になると思います。
以下はどうでもよい写真の紹介です(買ったばかりのデジカメで操作がよくわからずピンボケ気味ですみません)。
夜間の工事現場作業員のようなスタッフの制服、遠目でもわかりやすくて便利です。
バッジの色変えたくらいではよく見えないですからね。アメリカのトレードショーではよくある方式なんでしょうか?
全員に配られていたガジェット。一瞬、iPod Shuffleかとぬか喜びしましたが、UHF帯タグリーダーの電波を検出するとLEDがつくというどーでもよいおもちゃでした。日本でやると携帯の電波に反応してつきっぱなしになりそうです。
投稿者 kurikiyo : 2005年04月12日 13:53