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2005年04月06日

富士通PrimeQuest発表

PrimeQuestとは、Itanium 2を使ったハイエンドサーバ(コード名:プレアデス)のこと。
Itanium 2の16ウェイ、32ウェイ(64ウェイはたぶん今年後半)、独自チップセット使用というのは既に報道されていたスクープのとおりでしたが、興味深いのはパッケージング技術。

ケーブルレス設計ということで、筐体内にケーブルがまったくといってよいほどありません(発表会場に実機があったので確認しました)。
これにより整備性が各段に向上したようです。
やはりこの辺の技術は国産メーカーの独壇場と言えますね。

また、チップセットレベルでメモリ、クロスバー、I/Oの二重化をサポートしており、ソフトウェアにとっては完全透過に障害時のフェールオーバーを実現できるようです。これは結構すごいかも。
したがって、Linuxも特に手を加えることなく、ハード・レベルの信頼性向上を享受できるわけであり、RHEL 4がそのままで稼動するようです(以前のエントリーに書いた、ベンダー独自の拡張機能をGPL規定にしたがって公開するのかしないのかという話は、このマシンにおいては関係なかったことになります。)

完全二重化やチェック機構の強化により、ハード的な信頼性はメインフレームと同等以上ということです。
ただ、心配なのはサポートOSがLinuxとWindowsということで、OSも含めたシステムレベルの信頼性でメインフレームを凌駕するのは難しいでしょう(メインフレームの枯れたOSはほとんどバグ抜けてますので)。
Windowsではどうしてもマイクロソフト頼みになってしまいますが、Linuxであれば、富士通がどんどんコミュニティに貢献することで信頼性向上できるわけであり、そのへんに期待するしかないでしょう(結果的に、コミュニティも利益を享受できますし)。

これで、NECも日立も富士通も自社独自の付加価値を加えたItaniumベースのハイエンドサーバを擁するという状況になりました。
米国系ではIBMがItaniumのサポート打ち切り、SunはAMDとの関係からItaniumをサポートする可能性はゼロに近い、デルはそもそもハイエンドはあまり興味なしということで、ItaniumをかついでいるのはHPじは当然として、後はユニシスくらいになってしまいました。
かつて思われていたようにItaniumがハイエンドの世界でもマジョリティになるかというとどうもそういう感じではなさそうですが、寡占状態になるよりも、PowerやSPARCと競い合っている今の状況の方が、市場構造としては健全と言えるでしょうね。

投稿者 kurikiyo : 2005年04月06日 22:47

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