« 富士通PrimeQuest発表 | メイン | 【業務連絡】セミナーのお知らせ »
2005年04月10日
ミッション・クリティカルという言葉
IT業界では、ミッション・クリティカル・システムという言葉が良く出てきます。
要するに企業の業務の根幹を成しており、停止すると企業の業績に直接的な被害をもたらすシステム、要するに止まったら非常に困るシステムと言うことです。
典型的には、銀行のオンライン・システムや飛行機の予約システムなどが相当します。
「基幹系システム」と意訳されることもあります。
ここで、どこからどこまでがミッション・クリティカル(基幹系)なのかという議論はあってしかるべきでしょう。
ちょっと前に、某インテル・サーバ・ベンダーのプレスリリースでLinuxサーバが某金融機関の基幹系で採用されたというプレスリリースが出たので、びっくりしてよく調査してみると、そのシステムとはリスク管理アプリケーションでした。
確かに、リスク管理システムは止まったら困るので基幹系といえなくもないですが、実際の処理の実態は計算処理中心で、ヘビーなデータベース処理が入るわけではないので、アプリケーションとしては結構シンプルです。
この例に限らず、ベンダーがミッション・クリティカルや基幹系と言ったときには、具体的にどのレベルのことを指しているのかを考えてみるべきでしょう。
たとえば、Linuxもカーネル2.6でミッション・クリティカル機能を強化したという触れ込みですが、もちろん、これはLinuxが今すぐに銀行のオンライン・システムに適用可能ということではありません。
ミッション・クリティカルを「止まったら困る」という風に定義してしまうと、たとえば、メール・サーバなどはかなりミッション・クリティカルですが、メール・サーバを基幹系と呼んでしまうのはちょっと違和感がないとは言えません。
たぶん、高要件トランザクション処理とか大容量データウェアハウス処理とかより具体的な言葉で、できれば定量的サービス・レベルで語ってくれると一番良い(たとえば「当サーバは毎秒1,000件のトランザクションを99.99%の可用性で処理した実績があります」という風に)のですが、ベンダーのマーケティング的にはそういうわけにもいかないでしょうね。
投稿者 kurikiyo : 2005年04月10日 11:20