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2005年03月18日

GPLライセンシーの義務がわかってない人がまだいるみたい

前の前のエントリーにも書きましたが、GPLの本質をまだわかってない人は結構多いのではと思います(特にベンダーの製品計画部門の人々など)。

「Motorolaなど13社にLinuxライセンス違反の疑い――GPLの「闘士」が指摘」という記事で、Linuxをネットワーク機器等で使用しているにもかかわらず、ソースコードを公開していない企業が多いという点が指摘されています。
#前々回のエントリーで触れた「Linuxカーネルの機能拡張をROMに焼いてこれはソフトではなく、
#ハードなので公開の義務はないとこじつける」のはやはり無理があるということのようです。

記事中で紹介されている、こういうGPL規約違反の告発を行っているプログラマーのHarald Welte氏の発言にGPLに関する誤解の根が集約されていると思います。

>究極の目標は、GPLがパブリックドメインでなく著作権ライセンスだという認識を高めていくことだ。

そうなんですよね。GPL=パブリックドメイン、つまり、Linuxのコードは(何の義務もなく)再利用して良いと何となく思っている(ないし、わかっていても義務を無視する)人が多いのが問題だと思います。

ところで、ちょっと上の引用文わかりにくいかと思いますが、こういうことです。
Linux等GPLベースのソフトの著作権は放棄されているわけではありません、しっかり著作権で保護されています。
一般に、著作権による保護というのはどういうことかというと、他人に使わせるか使わせないかを著作権者(ここでは、Linux開発者のコミュニティ)がコントロールできるということです。
普通の(非オープンソースの)ソフトウェアであれば、金を払えば使ってもOK、そうでなければ使ってはダメというコントロールがされてるわけですが、GPLの場合は、(拡張部分も含めて)ソースコードを開示すれば使ってOK、そうでなければダメということです(かなりかいつまんで説明しました)。

#今回の話も、知ってる人は知ってるという内容と思いますが、
よくわかってない人がたまにいる(特に、会社でのポジションが上の人)ので、注意喚起的に書きました。
#別にこのblogの読者の人がわかってないと主張して言うわけではないですから「自分はわかってるよ」
#という主旨のコメントをいただいても有効な議論にはならないと思いますのでよろしくお願いします。

投稿者 kurikiyo : 2005年03月18日 10:48

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