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2005年02月21日

サンのデータベース戦略の選択肢

当然ながらこのblogでは業務上知り得た秘密については書きませんが、Sunのデータベース戦略についてはもうメディアに載ってしまっている(「Sunのシュワルツ社長、データベース計画、SPARC、HPを語る」)ので、ここでもちょっと考えて見ましょう。

SunがSPARC/Solaris中心のハードウェアベンダーから総合システムベンダーへの脱皮を図っているのは言うまでもないですが、そこで重要となるのがミドルウェアスタックです。
Sunは、ミドルウェアのばら売りをやめてJES(Java Enterprise System)として一括提供すると共に、利用企業の社員一人当たり年間100ドルで無制限の使用が可能という斬新なライセンス体系によりソフトウェア分野での起死回生を狙っているわけです。
この戦略、一見すばらしく見えますが、最大の問題点はデータベース製品が欠如していることでしょう。
ユーザーは結局Oracle(場合によってはDB2)を使わざるを得ず、Sunの価値提案は中途半端なものとなっていました。

ということで、Sunが自社ブランドのデータベースを持つというのは必然的な流れとも言えます。

ただし、現実の道はそんなに簡単ではないでしょう。具体的なDBMS製品の計画については、Sunは完全ノーコメントなんですが、選択肢としては以下が考えられるでしょう。

0)独自DBMSを一から開発
 まあ、これは開発労力から考えてあり得ないと言ってよいでしょう

1)オープンソースDBMSの活用
 MySQLもPostgreSQLもまだまだエンタープライズ系にはしんどいと思っているので、結構な付加開発が必要でしょう。ただ、SAPはMySQLをベースにSAP専用DBMSを作ろうとしてます(MaxDB、旧称SAP DB)からこの流れに乗るのはありかもしれないですね。

2)SybaseからDBMSをOEM
 まあ、妥当なところかもしれません。

3)Sybase DBMS製品のみを買収
 Sybase的にはあまり魅力がないでしょうね。

3)Sybaseの企業買収
 Sunの財務体力的に大丈夫なのかと言う点と他のソフトウェア製品の重複が著しいのでちょっと厳しいか。

4)InformixをIBMから買収
 実現したらおもしろそうですが、まあ、これはないでしょうね。

5)Symfowareを富士通からOEM
 個人的にはこれがSunにとって理想的かと思ってます。SymfowareのSPARC/Solaris上のスケーラビリティは実証されてますし。富士通も自社DBMSをSunが米国で売ってくれれば市場が一気に拡大します。
 ただ、ハードもDBMSも富士通からOEMでは、Sunエンジニアからの反発が予測されますね。

以上、これはインサイダー情報なしで全くの推測で書いてみました。

追加情報(05-02-22)
トラックバック先でFirebird(Interbase)やIngressの可能性もあるのではと書かれていますが。うむ、確かにIngressは大穴かもしれないですね。

投稿者 kurikiyo : 2005年02月21日 17:58

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