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2005年02月13日

Sunのオープンソース戦略とコミュニティ

ジャスト-松下事件やblog画面設計の変更等々で、全然触れる時間がなかったSunのSolarisオープンソース化のお話です(やや賞味期限切れかもしれませんが)。

SunがSolarisのオープンソース化に踏み切った理由は明らかで、開発者のマインドシェアがLinuxおよびその関連オープンソースコミュニティへと移っていくのを防ぐということでしょう。
遅きに逸したとは言えますが、今からでもやらないよりはましとは言えます。

"Developers don't buy things. They join things"とはSun社長のJonathan Schwartz氏の言葉。
ちょっと日本語に訳しにくいですが、意を汲むと「どんなに良いツール製品を作っても開発者はあまり喜ばない、本当に大切なのは適切なコミュニティを作ってあげることだ。」ということでしょう。
そして、優秀な開発者コミュニティの存在こそがソフトウェア製品の成功の最大推進要素であり、開発者コミュニティの支持を失ったソフトウェアは(どんなにテクノロジー的には優れていても)市場で成功することが困難になることは歴史が証明しています。

Solarisのオープン化はSunの重要無形資産である開発者コミュニティの維持のためには必須であったと言えるでしょう。(社外のコミュニティが会社の「資産」というのもおかしいですが、「資産」をキャッシュを生み出す潜在力を持っているものと定義すれば、まさに開発者コミュニティこそが資産といえるでしょう。)
ただ、難しい点は、コミュニティの構築というのは時間を要するものだということです。
Linuxの開発者コミュニティも一朝一夕で作られたわけではありません。
また、あるソフトウェアを中心としたコミュニティがいったんできてしまうとそれを崩すことはきわめて難しくなります。
Solarisをオープン化したからと言って、Linuxコミュニティに流れた開発者が直ちに戻ってくるかというと難しいでしょう。
ここで、Sunの1600件以上の特許公開という戦略が生きてくるわけです。

この後、数日にわけて、Sunのこの新戦略について考えていきたいと思います。
結構議論を呼ぶ話になるかもしれませんので、積極的なコメント、トラックバックお願いします。

投稿者 kurikiyo : 2005年02月13日 21:52

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