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2005年01月27日

エコシステムの概念を理解するためのオススメ本

「エコシステム」という概念を理解するために重要な考え方がコーペティションというものです。
co-opetition=co-operation+competition
つまり、協業と競合が同時に発生している状況で、エコシステムにおいて必然的に発生する状況です。
今日のIT業界においてはどのベンダーの間においても、コーペティションが発生していると言えます。

多くの人がこのようなコーペティションの考え方を直感的に理解していると思うのですが、このへんを理論的にまとめたのが"Co-Opetetion"という本です。
1996年出版のもう古典とも呼べそうな本ですが、最初に読んだ時はかなり目からウロコでした。
最近、また、ちょっと読み直してますが、非常にためになります。

「コーペティション経営」というタイトルで翻訳されたのは知ってましたが、今調べると文庫本化されて安くなっているようですね。
例によって翻訳本は読んでないので、翻訳の質についてはコメントできませんが、amazon.co.jp
の読者コメントによれば翻訳も問題なさそうです(元の英語もかなりわかりやすいですし。)
未読の方、オススメです。

投稿者 kurikiyo : 2005年01月27日 08:53

コメント

このサイト、ほんとためになります。目からウロコのコメントがあちこちと。これからもよろしくお願いします。エコシステムも、本買って(翻訳の文庫版)読んでみたいと思います。

ところでエコシステムって、ゲームの理論から来てたんですね(無知ですいません)。たしか、n人のプレイヤーがいたとき、そのぞれの将来の行動が完全には予測できない状況で(いくつかの選択肢は予測できる)、自分がどのように行動すれば最終的に最も大きな利益を得ることができるか、みたいな戦略論の話だったと思います。政治の投票合戦に当てはめたり、ビジネスの企業間競争に当てはめたり、面白い学問ですよね。nが無限大になったり、時間軸が入ったり、交渉の要素が入ったりして、最後は予測には高度な数学的な手法が使われる、みたいな。ビジネスの世界は、プレイヤーを、競合他社だけでなく、株主や顧客、パートナーと、ステークホルダーすべてを含めれば、nは無限大(nを母数にすればゼロに近くなるという意味で)に近くなりますね。その中で、エコシステムという考え方は、戦略論の基本を感じさせます(まだ読んでないけど)。「ビジネスは戦争と同じで勝って相手を消し去ることだ」なんて言っている人がいるとすれば、きっとまだ若い人なんでしょうね。

投稿者 ショーター : 2005年01月27日 14:34