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2005年01月03日
ポケットの中の排気ガス
MITが発行しているTechnology Reviewという雑誌があります。
中身的には、サイエンスというよりはエンジニアジンリング、つまり、もうすぐ
商売のタネになりそうなテクノロジー情報のごった煮的内容で、MITが
作っている以上、いいかげんなことは書いてません。
大部前に廃刊になってしまったRed Herringにもちょっと似てます(Red
Herirng誌と提携したLOOPという雑誌が日本で出てましたけど、これも
休刊中ですね)が、これらの雑誌がどっちかというとビジネス系人向けの
テクノロジー雑誌というのに対して、Technology Review誌はわりと
ピュアに面白いテクノロジーを追求しているというところがあって、理系
魂をくすぐられるところがあります。
日経BPが日本語版を作るという話があって、1年ほど前に、日本語版の
サンプルが送られて来ましたが、どうやらお蔵入りになってしまったようです。
(確かに広告は取りにくそうな内容ではあります)。
自分的には、単に知的興味の対象としても、プレゼンの時のつかみネタと
しても貴重な情報源で、毎月、隅から隅まで読む数少ない雑誌のひとつと
なっています。
Webサイトでも、代表的な記事は読めるようなので、英語が苦にならない人は
是非除いてみることをオススメします。
最近面白かったのは、マイクロエンジンというテクノロジーの記事
(残念ながら、今は有料購読者しかアクセスできないかもしれません)
従来の電池、さらには燃料電池に代わる電源として、アルコールなどの燃料を
超小型の内燃機関で燃やして発電しようという発想です。確かに効率という意味で
は最高ですが、携帯電話の中でガスタービンが回っているというのもすごいですね。
「このテクノロジーは排気ガスを排出するのでポケットの中に入れておくような機器には
向かない」なんてことが書いてあります。技術的な課題は多そうですが、もし実現すれば
携帯情報機器の最大の課題のひとつである電源の問題がクリアーされることになる
かもしれません。
この話をあるWebメディアの人にしたら「このテクノロジーが普及したら、絶対、触媒を
はずしてチューニングするとかいう人が出てきそうですね」と言ってました。
本当にありそうでちょっと怖いですね。
投稿者 kurikiyo : 2005年01月03日 23:14