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2005年01月17日

2005年の重要トレンド(3)無線タグは大いなる実験の年

今、ITの世界で最もホットなバズワードのひとつが無線タグ
(RFIDタグ)であることに異論のある人はいないでしょう。

無線タグテクノロジー長期的な影響がきわめて大きいのとは裏腹に、
現状の無線タグに対しては過剰な期待があると言わざるを得ません。

具体的には、無線タグのコスト面での課題が無視されがちな
点、そして、実現に数年はかかりそうなソリューションが、
今まさに実現可能であるかのように喧伝されがちであるという
点です。
まあ、これはあらゆるホットなバズワードにつき物の現象
(要するにバブル)ですが。

コストについて言えば、経済産業省主導の響プロジェクトにより
今年には無線タグのコストが5円にまで下げられると言われてます。
仮にこれが実現したとしても、実際にタグを適切なパッケージに封入し、
商品につけるにはそれなりのコストがかかります。そもそも、どんなに
無線タグのコストが下がったとしても、バーコードより安くなると言う
ことは考えにくいです。

要するにバーコードでできることを無線タグで実現しただけでは、
コストの上昇と言う結果しか得られないことになります。

残念ながら、今、世の中で言われている無線タグの「成功事例」の中にも
こういうケースがないとは言えません。

もちろん、電波法改正によりUHF帯のタグの利用が可能になる点、
EPCGlobalの新標準いわゆるGen2が、たぶん夏ごろにはISO標準と
一体化できそうな点などの無線タグの普及を推進する要因は
どんどんでてきてます。

しかし、全体としては、2005年は無線タグ大いなる実験の年、という
ことであまり過剰な期待を持たず長い目で見ていくことが重要でしょう。

投稿者 kurikiyo : 2005年01月17日 16:46

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