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2004年12月07日
発明/出願/特許発明 違いがわかりますか?
昨日触れた記事の読者コメントにも書いてある話ですが、
発明、出願、特許という言葉がごっちゃになってる人多いのではないでしょうか?
たまに、新聞・雑誌記事でもよくわかってないのではと思えることもあります。
発明とは「自然法則を利用した技術的思想の創作」、もっと簡単に言えば
「技術的なアイデアです」。つまり、発明するとは、アイデアを思いつくこと。
ドクター中松が、3000件を越える発明をして、エジソンを抜いたと言って
ますけど、これは単に3000個のアイデアを思いついたというだけの話で
す。エジソンに勝ってるかどうかはわかりませんが、証明のしようがない
ことではありますね。
出願とは発明を明細書に記載して特許庁に提出することです。
形式的に書類がそろっていて、手数料を払えば出願は受理されますので、
出願の中にはかなり「とんでも系」のものもあります。
余談ですが、「特許」と「分類不能」をキーワードでgoogleサーチすると、
とんでも出願を見ることができます(かなり笑えます。たとえばここ)。
なお、出願しただけでは、ほとんど何の権利もないといって良い状態です。
特許発明とは特許庁の審査を受けて、正式に特許登録された発明
のことを言います。この段階になって初めて、他者に差止請求したり、
損害賠償請求する権利が発生することになります。
だいたい出願してから特許登録になるには5年くらいかかります(もっと、遅い
場合も早い場合もある。)
出願から特許登録になる間は、他人は勝手に実施できるのかというそんな
ことはなく、一定条件下で溯って補償金とを請求できることになってます。
なので、「特許出願済み」という表示は、「この特許はいずれ特許登録される
可能性があってそうなると勝手に実施していた人は金払わなければいけま
せんよ」という警告(法律的に正式な警告ではないですが)としての意味を
持つことになります。とは言え、前述のように、全く特許性がないアイデア
でも、出願はできてしまいますから、「特許出願済み」だから他者は実施
できないかというとそんなことはなく、完全にケースバイケースです。
以上、かなりはしょって説明しましたが、たとえ知財関係の仕事をしている
人でなくても、これらの用語はちゃんと区別して使った方がよいと思います。
投稿者 kurikiyo : 2004年12月07日 23:34