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2004年12月03日

グリッドの用語混乱はちょっとはましになったか

新しい概念が世の中に出てきた当初におこる現象のひとつに
用語の混乱があります。

特に、「グリッド」という言葉の混乱状態は著しいものがあります。

元々の「グリッド」の定義(アカデミアにおける定義)は、「複数の
組織をまたがって単一の問題を解決するための、コンピューティング
資源共用基盤」というようなものだったと思いますが、オラクルが
Oracle 10gにおいて、従来はRAC(リアルアプリケーションクラスタ)
と呼んでいたテクノロジーを「グリッド」と呼び始めたため、
「並列処理をしてれば何でもグリッドかい」という状況になってしまいました。
いわゆる希釈化(ダイリューション)という現象ですね。

で、サンもSolarisのコンテナ機能(1台のサーバをソフト的に分割し、
複数のOSを稼動する機能、要するにVM(バーチャルマシン))を、
N1 Grid Containerと呼んでいました。

「コンテナはいわば"Grid in a Box"だ」というのがその理由だったと思いますが、
「ちょっといくらなんでも無理があるのでは」と思っていました。

が、結局、Solaris 10の発表と同時に、Solaris Containerという真っ当なな名前
に変更したようです。

とは言え、グリッドに関する用語の混乱はまだまだ続きそうです。
グリッドについて議論する時はまず最初に「ここで『グリッド』はこういう意味で
使っています」と定義をしてから議論することをお勧めします。そうしないと
いつまでたっても議論が収束しないリスクがあるでしょう。

投稿者 kurikiyo : 2004年12月03日 09:59

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