メイン | 2004年12月 »

2004年11月30日

Sunには攻め続けてもらいたい

SunのSolaris10の発表記者会見に行ってきました。

詳細な分析は本業の方で書くとして、ここでは感覚的な感想を。

噂されていたオープンソース化についてまったく触れられなかったので
インパクトを欠いた発表になってしまいました(OSS化については、いまだ
検討中とのこと)

Solarisが、安定度、スケーラビリティ、関連ソフト品揃えなどの点で
業界最高のUnixであり、これらの点ではLinuxもまだまだSolarisの
敵とは言えないのは確かだと思います。今回のRAS関係の機能強化
も適切とはいえますが、これだけではSunが現在の苦境を乗り切ること
は難しいと思います。

Sunについては長年の間ウォッチしてきましたが、Sunの最大の課題は
攻めから守りに転じてしまったことにあると思っています。

Sunの快進撃は1997年にStarfire(Enterptrise 10000)という、当時と
してはオーバースペックとも思える強力マシンを発表した時に始まった
と思っています。ドットコム特需に対して他社の先手を打って、
攻めに出て成功できたわけです。

Sunは、ライバルのIBMやHPと比較するとずっと規模が小さい企業です。
こういう企業が生き延びる道は攻めの姿勢で市場を取ったら、ますます
攻め込むということだと思います。

IBMとHPがStarfireと同等以上のマシンを開発し、Linuxがネットインフラ
OSとして勢力を伸ばす中、Sunは未曾有の成功にあぐらをかいて守り
の姿勢に入ってしまったこと、これが、Sunの現在の不調の原因でしょう。

2001年時点で、強力なLinux戦略の推進、SolarisのOSS化、大手ソフト
ベンダーの買収等々の攻めの手段を取っていれば、Sunは今日の
ような状況には陥らなかったのではと思っています。

投稿者 kurikiyo : 23:15 | コメント (0)

2004年11月29日

ソニーの垂直統合モデルは正しかったのか?

パラマウント・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、ワーナーブラザーズ
ニューラインシネマの大手4社が、HD DVD、つまり、東芝側の規格の採用を
表明しました(参照)。

要するに、ソニー、松下という二強がサポートするBlueRay Discが一気に
不利な状況になってしまったということです。

この決定にはソニーがSony Picture Entertaimentおよび(間もなく)MGM
という映画会社を傘下に有していることの影響が大きいと言えるでしょう。
映画会社の立場から言えばライバルの親企業の規格よりも、自社と競合
しない東芝の規格の方が採用しやすかったということでしょう。

元々は、ソニーが映画会社を買収したのは、「ハードウェアのビジネスだけ
ではダメで、コンテンツも抑えなければ」というベータで学んだ手痛い教訓
から来た戦略だったわけですが、それが完全に裏目に出てしまったことに
なります。

HDベースの携帯音楽プレーヤー市場でソニーがアップルiPodに完全に出し
抜かれてしまったのもこの構図に似ています。ソニーは、なまじっかレコード
会社を擁しているがために、著作権保護の観点からなかなか音楽ダウンロード
ビジネスに踏み切れず、また、他のレコード会社との協業も困難だったわけ
ですが、そんなしがらみのないアップルは複数のレコード会社と組んで、
iTMSを早期に立ち上げることができ、iPodのビジネスでも成功できたたわけ
です。

ソニーの出井会長はしばしば垂直統合の重要性を説いていたと思いますが、
完全な水平分業モデルが非現実的なのと同様に、垂直統合をやり過ぎるの
もかえって問題ではと思います。

ITの世界で垂直統合と言えばIBMを思い出しますが、IBMは何でもかんでも
自社でやろうとしているわけではありません。たとえば、エンタープライズ・
アプリケーション・パッケージ販売のビジネスには全くタッチしていません。
これによりSAP等のベンダーと良好な関係を築けるわけです。

要は、水平分業と垂直統合のバランスをとって、良いエコシステムを作って
いくことこそが重要ということでしょう。

投稿者 kurikiyo : 23:52 | コメント (0)

今注目のSOA?

新聞を読んでいたら某ベンダーの広告の中で「今注目のSOA」という表現が
出てきたのでちょっと気になりました。

SOA(サービス指向アーキテクチャ)については、自分は少なくとも8年前から
いろんなところで話しているからです。
最初のころは「何の話をしてるのかわからない」(プログラムレベルの設計には
強いが、全社的なアーキテクチャ設計の経験がない人の典型的反応)であるとか、
「何でそんな当たり前の話をするのか?(サブルーチンと同じじゃないの?)」
などという意見が多く聞かれましたが、
今ではそういう人たちも当然のようにSOAを語っているのでしょう。

ITの進化のスピードは目覚しいですが、やはりソフトウェア開発のように
人間系がからむ要素の進化はどうしても5年、10年レンジになってしまうのは
しかたがないところでしょう。

そう言えば、確か5年前に、Webサービスの単行本の企画を某出版社に持って
いったところ、「部内で検討しましたが、Webサービスというトピックでは読者の
興味を惹けないという結論になりました」というお断りの返事をもらったことが
ありました。今では、その出版社は山のようにWebサービスの書籍を出版し、
セミナーを開催しているのですけどね。

IT業界アナリストの資質の一つは動向の先読みだと思いますが、
あまり先読みしすぎても良くない場合が往々にしてあるということです。

投稿者 kurikiyo : 09:41 | コメント (0)

2004年11月28日

なぜ当たり前のアイデアが特許になってしまうのか?

ちょっと古い話ですが、
マイクロソフトの「ブラウザでタブキーを使ってリンクを探す」という特許が登録されました(参照)。

IEでタブキーを押していくと、各リンクに順番にフォーカスが移っていきますね。
これが特許、つまり、マイクロソフトだけが独占的に使用できるアイデアになってしまった
ということです。

ここで、「何でこんな当たり前のアイデアが特許になってしまうのか?」と素朴な疑問を
感じる人は多いのではないでしょうか?

この件に限らず、どう考えても独占権を与えるに値しないようなアイデアが特許される
ケースは多いと言えます。日本でも、ちょっと前にビジネス・モデル特許がブームに
なった時に「結婚式の引き出物を会場で渡さずに、希望の商品を聞いておいて後で
郵送する」というアイデアが特許登録され話題になったことがありました。

このようなことが起こる最大の理由は特許法という法律の構造にあります。
特許法では、「このようなアイデアは特許できない」というためには、法律に定められた
明確な理由と証拠が必要となります。「こんなアイデアを特許査定したらさずがにまずい
だろう」というような審査官の主観で拒絶査定することはできないのです。

つまり、特許法では「疑わしきは特許査定する」という運用をせざるを得ないわけです。

もちろん、いったん設定登録された特許でも、後に無効とされることはしばしば
あります。たとえば、先の「引き出物」特許は異議申立制度により既に取り消し
となっています。

冒頭に述べたマイクロソフトのブラウザ特許についても、特許性は疑わしいのではと
個人的には考えています。
ダム端末の時代からタブ(やその他の特定キー)を使って、フィールドを移動するのは
当たり前に使われていましたし、ダム端末ベースのヘルプ画面等でもブラウザに類似の
リンク(ハイパーリンク)が使われていたことがあったからです。

マイクロソフトの特許については、一部の団体が、チェック体制を強めているようです。
要はバランスの問題であり、あまりに当たり前のアイデアがどんどん特許されて
しまうような状況は産業全体にとって悪影響をもたらしますので、
当然の動きと言えますね。

投稿者 kurikiyo : 22:48 | コメント (0)

2004年11月22日

マイクロソフト+特許戦略=?

マイクロソフトの特許戦略強化路線について、いろいろなメディアで報道されています。

オープンソースソフトウェアのムーブメントにより、同社が今まで築いてきた自社独自
ソフトウェアによる囲い込み戦略の根底が揺らいでいることから、一企業として見れば、
これは当然の戦略でしょう。
しかし、IT業界全体として適切なパワーバランスが維持できるのかという点から見ると
ちょっと不安が残ります。

何故ならば、現行の特許制度は権利者側に圧倒的有利なものになっているからです。

ソフトウェアの著作権に基づいた攻撃であれば、コードを書き換えれば解決できます。
また、そのソフトウェアは独自に開発したものであり、模倣ではないこと(一致している
部分があっても偶然の一致であること)を証明すれば足ります(PCの互換BIOS開発
などではこういうやり方がされています)。
ところが、特許は表現(ソフトウェアで言えばコード自体)ではなく、抽象的なアイデア
を保護するものなので、コードを書き換えても基本的な構成やアルゴリズムが同じ
であれば、特許侵害を回避できません。また、模倣ではない偶然の一致であると
言っても通りません。客観的に一致していれば、ほぼ自動的に侵害となります。

特許はかように強力な権利なので、ある程度保護期間を短くしてバランスを取って
いるのですが、この期間は日米共に20年です(著作権は原則50年)。
機械とか化学の世界はどうかわかりませんが、ITの世界で20年と言うと
ドッグイヤー換算で140年。つまり、特許権者に対してほぼ永遠に強力な
権利を与えてしまうことになるわけです。

このような強力な武器を強力かつ攻撃的な企業であるマイクロソフトがフルに活用
しだすとどうなるか?これは、IT業界アナリストとしては要注目です。

知財に関しては勉強中(勉強のついでに弁理士試験まで合格してしまいました)
ですが、いろいろ書いていく予定です。残念ながら特許の実務経験はないので、
実務と合致していないことを書く可能性はありますが、その際は是非是非建設的な
コメントをよろしくお願いします。

投稿者 kurikiyo : 23:28 | コメント (0)

2004年11月21日

セマンティックウェブはどうなんだろう?

1個前の投稿で、googleは文字列検索とリンク分析だけで知識のマイニングをしてると
書きましたが、もちろん、これにはいろいろ限界があります。

また、「糞映画=デビルマン」の例を出すと、たとえば、「みんなデビルマンを糞映画と
言っていますが、私はそうは思いません、すばらしい映画だと思います。」という文章が
あったとしても、googleは、やはり「糞映画」という文字列とデビルマンの公式サイトは
関係性が高いのだと判断してしまいます。つまり、コンテンツのシンタックス(字面)
だけを見ていて、セマンティクス(意味)を見ていないということですね。

こういう限界を打破するために、Webコンテンツにもっと意味的情報を加えようという
動きが進行していて、これがセマンティックWebと呼ばれているものです。
一言で言うと、昔流行ったエキスパートシステムにおけるような知識ベースを
インターネット上でオープンに実現する動きとも考えられます。
以前、ZDNet(現ITMedia)にコラムを書いた当時はずいぶん先の話のように思っていましたが、
blogによりWeb上での情報発信が今まで以上に容易になったこと、
google等によりWeb上のリンク関係から有用な知識を抽出できる可能性がクリアーになってきたこと
等により、セマンティックWebも何かかなり現実味を帯びてきたように思えます。

この分野は最近あんまりチェックしてなかったので再び研究対象としてみたいところです。

投稿者 kurikiyo : 23:52 | コメント (0)

2004年11月20日

googleと集合知

2ちゃんねる等のいろんなところで既に話題になっているので、今更とも思いましたが、
googleで「糞映画」をキーワードとしてサーチすると東映のデビルマンの公式サイトが
トップに表示されます。(今のところはということです。今後は変わっていく可能性あり)

もちろん、公式サイトで「この映画は糞映画です」と書いてあるわけではなく、
公式サイトにリンクしているさまざまなページの中に「糞映画」という文字列があることが
多いため、googleのランク付けアルゴリズムが、「デビルマン」と「糞映画」は関連性が
高いのだなと判断して上位にランクするという仕組みです。

これは考えてみればすごいことであり、さまざまなWebページ(その多くはblogと思いますが)
のリンク関係から、googleが「デビルマンは糞映画」という知識を抽出してくれたという
ことになります。特定の評論家の意見ではなく、インターネットで情報発信する
すべての人々の意見が総合されて、こういう知識が抽出されるわけです。
これはいわゆる、集合知(Collective Intelligence)と呼ばれる研究分野に属すると言えます。

「デビルマンは糞映画」というだけではたいした知識ではないかもしれないですが、
他にもネット上で集合的かつ暗黙的に作られたより重要な知識が抽出できるはずです。

現状のgoogleの単純な文字列検索とリンク分析だけでここまでできるのですから、
もう少しセマンティクス(意味情報)的な分析が使えるようになってくると、
この分野はますますおもしろくなってくると思っています。

投稿者 kurikiyo : 10:38 | コメント (0)

2004年11月18日

コンピュートピアに寄稿

コンピュートピア12月号に寄稿記事『CPMを成功させるための最重要キーは適切なカルチャーの確立』
を執筆しました。
今のところは、Webに転載されてないので、雑誌を買わないと読めないようです。

CPM(Corporate Performance Management)とは企業経営を総合的に管理するための考え方で、概念としてはそれほど新しくはないのですが、最近はBI(ビジネスインテリジェンス)テクノロジーとの関係で、いろいろと注目が集まっている分野です。

自分は締め切り厳守がモットーなんですが、この記事はちょっと難産で編集者の方にご迷惑をかけてしまったかもしれません<(_ _)>

投稿者 kurikiyo : 23:42 | コメント (0)

ビジネスモデル特許に再注目

ちょっと前の話になりますが、今かなり気になっている事件として、
「JALがビジネスモデル特許でANAを提訴」
というのがあります。

2000年から2001年ころにかけて一時期ビジネス・モデル特許ブームがありました。
その時はちょっと怪しげな人々がいかにも進歩性がなさそうな特許を元に
権利を主張するといううさんくさい要素がないとは言えませんでした。

しかし、今回の事件は、両当事者とも超一流企業ですし、特許公報を見る限り、
特許発明の内容も具体的かつ明確なものです(本当に新規性、進歩性があるかは、
これからの裁判の中で明らかになっていくでしょうが)。
しかも、損害賠償請求額が100億円と結構高額です。

今、ビジネスモデル特許の特許率はかなり低く、8%程度らしいです。
しかし、ということは、やはりしっかりしたビジネスモデル特許も存在するわけであり、
今後、権利が確定する特許が増えてくると共に、このような訴訟事件も
頻繁に起きてくるのではないでしょうか?
日本の特許制度の現在の運用ではビジネスモデル特許はソフトウェアを利用して
いないと権利を獲得できないため、実質的にビジネスモデル特許=IT関連特許
ということになります。
ITアナリストのイッシューとしてもビジネスモデルは要注意だと思っています。

今後、この事件に限らず、知財回りのいろいろな分析を書いていこうと思います。

投稿者 kurikiyo : 23:32 | コメント (0)

2004年11月16日

アクセシビリティツールは誰のためのもの

前回に『(略)IT学講義』の話が出たついでに、
この本の内容で思い出したことがあります。

「障碍者用のテクノロジーは、結果的にすべてのユーザーに恩恵をもたらす」という
指摘です。

何でこんなことを急に思い出したのかというと、先日参加した日経BP主催のセミナー
マイクロソフトの安藤 浩二さんがデモ画面の文字が小さすぎて見にくいときに、
Windowsの拡大鏡機能を使って後ろの人でも見やすいように表示してくれたのが
印象深かったからです。

拡大鏡機能は元々は弱視の方用の機能と思いますが、こういう時にも便利ですね
(Windowsなら標準で搭載されていますし)。
知ってしまえば当たり前だけど、ちょっと目からうろこでした。

投稿者 kurikiyo : 22:20 | コメント (1)

2004年11月15日

見える価値、見えない技術

先の投稿にもあったユビキタス・パネルで、日立の永倉正洋さんのクロージングでの
コメントが大変印象深かったのでここでご紹介します。
「ベンダーとして目指すのは『見える価値、見えない技術』である」
というコメントです。

非常に鋭いお言葉ではあります。
顧客や利用者にとっては、テクノロジーが提供する価値が重要なのであって、
テクノロジーそのものが重要なのではない。
逆に、テクノロジーが見えない存在になって、それを意識せずに使えるよう
になって初めてそのテクノロジーは成熟したものと言えるということでしょう。

そういえば、私が以前翻訳した
『MITコンピュータサイエンス・ラボ所長ダートウゾス教授のIT学講義』でも、
「情報革命が真に完了するのは世の中の人からコンピュータが見えなくなった時」と
書かれています。
(ところで、この本、とんでもない邦題を付けられてしまいましたが、原題は
"Unfinished Revolution"。MITの研究成果に基づき情報革命の将来を見通すシリアスな本です。
邦題を見てお気軽なIT入門書だと思って買った人はさぞビックリしたことでしょう。)

ところで、ドットコムバブル崩壊の最大の原因は、多くの人が、永倉さんの指摘とは
まったく逆の「見えない価値、見えない技術」を追求してきたこと
にあるのではなどと思ったりもします。

投稿者 kurikiyo : 18:36 | コメント (0)

2004年11月13日

ユビキタス社会への期待

私の勤務先であるガートナージャパンの年間最大のイベントであるシンポジウム
が10日~12日に開催されました。
私は、キーノート・スピーチ、ユビキタス系のセッション、キーノートパネルのモデレータ、
自律コンピューティング系のセッションと3日間ほぼ出ずっぱりだったので
結構しんどかったです。

このシンポジウムの前が、アナリストとしては1年で一番忙しい時期なので、
せっかくblog立ち上げたにもかかわらず、全然書き込みできていませんでしたが、
これから最低2日に1回くらいのペースでいろいろと書いていこうと思います。

シンポジウムでは、いろいろと新しい発見がありましたが、特におもしろかったのは
HP、IBM、日立、フェリカネットワークスからゲストをお招きして行った
キーノートパネル(「ユビキタス社会の真のインパクト」)のユーザー投票。
PDAと無線LANを駆使してその場でアンケートを取ったのですが、その中のひとつの
質問「現在の日本の(ベンダー及び政府の)ユビキタス技術への取り組みをどう見るか?」
というのに対しての回答は、バブル気味:20%、適切:30%、不足気味:50%というものでした。

多くの企業の方が、まだまだユビキタス系技術の可能性が生かせたソリューションが
出てきていないと感じているわけであり、これはテクノロジーの提供者にとっては
耳の痛い話であると同時に、ユビキタス系市場の可能性は予想以上に大きい
ということを意味しているでしょう。

そう言えば、私のセッション「先進テクノロジーシナリオ」で、新しいコミュニティの形態の
ひとつとしてblogを紹介し、「私もkurikiyo.comというblogサイトを立ち上げましたので、
よろしかったらアクセスしてみてください」と言った所、そのプレゼンの最中にラップトップ
からサイトにアクセスして、コメントをつけてくれた方がいらっしゃいました。
これぞ俊敏性(アジリティ)の世界ですね。

投稿者 kurikiyo : 16:40 | コメント (2)

2004年11月07日

また新しい詐欺パターン

新しいパターンの詐欺のお話

元記事は、ここ
(Yahoo! Newsはすぐ元記事が消えてしまうので注意)

要約すると、携帯サイトで入会アイコンをクリックすると、
「個体識別番号DoCoMo900i×××を登録しました」というメッセージを
返す(単に、ブラウザ・タイプを返してるだけ)
ところが、システムのことをよくわかってない人は自分の個人情報が盗まれたと
勘違いして、業者に電話をしてしまう(しなけりゃいいのに)。
で、当然、業者は(個人情報をこの段階で聞き出し)法外な入会金を請求する
というわけである。

自分から教えない限り、個人情報がもれることはないというWebの仕組みが
わかっていれば、ひっかかるはずはないのだが。

これから先もこういうシステムについての無知につけこんだ詐欺が次から次へ
と出てくるのだろう。

投稿者 kurikiyo : 00:31 | コメント (0)

2004年11月05日

blog立ち上げにあたり

マニアックなツールだと思っている間に、blogは急速な勢いで普及してしまった。

e-コマースが商取引の中抜きをもたらしたように、blogは情報発信の中抜きを
もたらしていると思える。情報の送り手が直接情報の受け手とコミュニケーション
を取ることができるということは、既存のメディアが担っていた情報の選択、編集、
意見の付与のようなステップが中抜きされてしまうわけである。
米国の既存メディアがblogに目くじらを立てているのもうなずける話である。

IT業界に身を置く私としても、遅ればせながら、blogの可能性をいろいろと探って
みたいと思っている。

投稿者 kurikiyo : 07:56 | コメント (1)